箔に浮かぶ
昨日の強風とはうってかわり、
今日はまだ肌寒いながらも、どこかおだやかな春の雰囲気を感じます。
そんなぽ〜っとした気分でいたら、
またあることを思い出しました。
俵屋宗達 「桜芥子図襖」
下村観山 「小倉山」
どちらも金箔地に描かれた日本画です。
「小倉山」を見たのは最近ですし、
この前は加山又造展で箔を使った作品を沢山見て来たし、、
金沢では金箔の工芸品をよく見かけましたし、
そういえば、桜が各地で開花し始めたし。。
そんなこんなでよくこの箔地の絵が心に浮かびます。
本当に上手く金箔が使われた絵は、
そこに描かれたものが
ぽーっと、浮かび上がっているかのように見え、
光がその物体に透けているように見えるのです。
まどろむような、まぶしいような、、
そんな絵を見ていたら、
なんだか時間にストップモーションがかかったような錯覚に陥ります。
「桜芥子図襖」は 春
「小倉山」 は 秋 ですが、
どちらも、
何かを惜しむような、
心地のよい寂しさが、箔の間をたゆたっています。

俵屋宗達
「桜芥子図襖」
(一部)
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