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2009年3月23日 (月)

箔に浮かぶ

 
昨日の強風とはうってかわり、
 
今日はまだ肌寒いながらも、どこかおだやかな春の雰囲気を感じます。
 
 
そんなぽ〜っとした気分でいたら、
 
またあることを思い出しました。
  
 
俵屋宗達 「桜芥子図襖」
  
下村観山 「小倉山」
 

どちらも金箔地に描かれた日本画です。
 
 
「小倉山」を見たのは最近ですし、
  
この前は加山又造展で箔を使った作品を沢山見て来たし、、

金沢では金箔の工芸品をよく見かけましたし、
 
そういえば、桜が各地で開花し始めたし。。
 
 
そんなこんなでよくこの箔地の絵が心に浮かびます。
 
 

本当に上手く金箔が使われた絵は、

そこに描かれたものが
 
 
ぽーっと、浮かび上がっているかのように見え、
 
光がその物体に透けているように見えるのです。
 
 
まどろむような、まぶしいような、、
 
そんな絵を見ていたら、 
なんだか時間にストップモーションがかかったような錯覚に陥ります。
 

「桜芥子図襖」は 春
 
「小倉山」  は 秋 ですが、

どちらも、
 

何かを惜しむような、
 
心地のよい寂しさが、箔の間をたゆたっています。
 

 Photo_5

俵屋宗達

「桜芥子図襖」
(一部)

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